隈研吾設計のお寺 長青山 梅窓院(ばいそういん)

今回は青山の浄土宗のお寺「長青山 梅窓院(ばいそういん)」を紹介します。

青山のど真ん中にあるわりに意外と知名度が低いこのお寺ですが本堂などはとてもモダンな建物で、普通のお寺のイメージとはかなり趣が違います。

それもそのはず、梅窓院の建物や敷地のデザインは、国立競技場の設計などで世界的にも有名な建築家 隈研吾氏によるものなのです。

青山通りの外苑前交差点の目の前なのですが近隣には高層のオフィスビルが立ち並び、参道も狭いので気づかず通り過ぎてしまいまそうです。



梅窓院の参道

梅窓院さんの見どころは大きく2つ。

境内へと至る竹林に囲まれた参道と隈研吾による本堂です。

▲青山通りから参道を覗いてみたところ。

四季を問わず青々と茂る竹林が続きます。

▲さらに参道を進むと向こうに山門と案内所が見えてきます。

竹は孟宗竹という種類で、幹の部分が黄色いものを使っているそうです。
葉の緑と幹の黄色で侘び寂び的な雰囲気を狙っているようです。

▲途中にはこのように井戸があったりします。

▲宝塔もあったりして雰囲気がありますね。

山門の少し手前で左を向くと・・・隈研吾さんの事務所です。

実は梅窓院さんと隈研吾さんはお隣同士だったのですね。そんな縁もあって設計を依頼したのでしょうか。
また、今は別のビルに移ってしまいましたが、しばらく前まで梅窓院さんのオフィス棟にも隈研吾事務所の一部が入居していました。

梅窓院の山門と本堂

そんな発見をしながら夏でも涼し気な参道を進むと山門です。

▲ここが山門。

向こうに見えるのは案内所。その隣にわずかですが駐車スペースもあります。

▲本堂です。

スリットが隈研吾を主張していますね。

▲山門から青山通り方面を眺めたところです。

夜になるとライトアップもされ、昼間とは別の顔を見せてくれます。

▲この写真でもわかるように参道の出口はそのまま外苑前駅の1b 出口です。

青山通りに面したこんな場所に、このような竹林と参道があるのですね。


祖師堂

梅窓院での普通の法要などは本堂側で行われることもありますが、裏手の祖師堂という建物を使うこともあるようです。

▲サブウェイの敷地にこんな案内板が立っています。

”案内所” という矢印に沿って進むとさっきの参道なのですが、”祖師堂” の案内に沿って小路を入ってみましょう。

▲こんな建物が見えてきます。

スリットでわかるようにこれも隈研吾設計です。

▲中に入ったことはないのですが小さなホールになっていて、法要などのほかに演奏会などに使われることもあるようです。

▲参道の竹林と同じ竹が使われています。

▲やはり隈研吾の手による根津美術館にも似た光景ですね。

梅窓院の周辺

ついでに梅窓院さんの周辺も軽く紹介します

▲梅窓院さんの青山通り沿いのお隣(青山一丁目側)は谷口吉生設計の「フォーラムビルディング」。グリッドの入った外壁が目立ちます。

さらにその隣は吉村順三設計の「青山タワービル」。

つまり青山通り沿いに、吉村順三、谷口吉生、隈研吾と並んでいるのです。

▲で、さっき紹介した隈研吾建築都市設計事務所。



梅窓院の場所

銀座線外苑前駅で降りて1bの出口を出れば目の前です。今は1b出口が工事で封鎖されているので、3番出口を出て青山通りを反対側に渡ってもすぐです。

青山一丁目駅や表参道駅からもあるけるので、青山通りをぶらぶらするついでに竹林で休むのもよいかもしれません。

長青山 寶樹寺 梅窓院

港区 南青山 2-26-38


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