恵比寿映像祭2019

毎年この時期に開催されている恵比寿映像祭も今年でもう11回目です。

今年は「トランスポジション 変わる術」と題して恵比寿ガーデンプレイス東京都写真美術館を中心に近隣の恵比寿のギャラリーなど13ヶ所で開催されています。

東京都写真美術館

写真美術館はメイン会場となります。写真美術館の3F、2F、B1Fと3フロアで作品展示が行われています。

一部抜粋して展示作品を紹介します。


写真美術館3F

入場してすぐに展示されているのがレン・ライの作品です。

なんと1930年代に制作された作品と言うから驚きです。

現在、テクノロジーの目覚ましい進歩により誰でも気軽にムービーを制作できる時代ですが、80年以上も前にこのような作品を制作したレン・ライが生きていたらどのような作品を制作したのでしょうか。

岡田裕子の作品「エンゲージド・ボディ」です。

岡田裕子さんはあの会田誠さんの奥さんなのです。表現方法は変幻自在ですが、社会へのメッセージ性の強い作品を制作しています。

写真美術館2F

2Fへ行って最初に目に入るのがユニヴァーサル・エヴリシング「トライブス」です。

▲円形の画面の中に群衆が蠢く様子が映し出されています。

思わず見入ってしまう作品です。

カロリナ・ブレグワ「広場」は画面を移動しながら鑑賞する作品。

写真美術館B1F

一番よかった作品が地下展示場の黒川良一「ad/ab Atom」のインスタレーションです。▼

屋外展示作品

ガーデンプレイスのセンター広場にサーカス小屋が出現!?と思ったらこれも作品でした。

さわひらきの「platter」です。platterとは円形空間と言う意味です。




地域連携プログラム

恵比寿映像祭は写真美術館をメイン会場として恵比寿周辺のギャラリーなどでも展開されています。

その中から抜粋してご紹介します。

MA2 Gallery

MA2galleryでは松原健の「うつせみ」展を開催しています。これがとてもよかったです。

個人的には今回の恵比寿映像祭で一番好きな作品でした。

過去と現在が交錯する映像作品で、それは本当にうつせみのように頼りなくて、儚いのです。とてもよかった。

CAGE gallery

CAGE galleryは恵比寿のちょっと奥まった分かりづらい場所にある、二つのウインドウだけのギャラリーです。スペースはありません。

ここでは澤田華「54のプレビューおよび目下のシーン」を展示中です。





スクールデリック芸術社会学研究所

Nadiffのビルの2Fにあるギャラリーです。

手前が事務所になっているので入りにくいのですが、奥に展示スペースがあるので、怖気付かずに入りましょう。

こちらではケネス・アンガー「アイコニック・メモリ」の展覧会が開催されています。

独特の感性で戦後のポップカルチャーやサブカルチャーに多大な影響を与えているアメリカのアンダーグラウンドの映像作家。

彼が自身の映像作品からアイコニックなシーンを選び写真として切り出しています。
上の写真は「ルシファー・ライジング」のマリアンヌ・フェイスフルです。



NADiffa/p/a/r/t

以前に紹介した恵比寿のアートスポットNADiff でも市川孝典「 T V 」が開催されています。

MEM

NADiff の3FにあるギャラリーMEM は有吉達宏展『to elephant time』を開催中です。

ここまでご紹介したのは恵比寿映像祭の一部です。

映画の上映やトークショーなどのイベントもあります。

会期は2/24までなので残りわずかですが、展示作品を鑑賞するなだけなら無料です。散歩がてら刺激的な映像作品に浸ってみてはいかがでしょうか?

第19回恵比寿映像祭

2月8日(金)~2月24日(日)

10時〜20時 最終日は18時まで (会場により異なる)

東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所ほか


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