そろそろ夏休みの計画を考える季節。
夏ならやっぱり高原かなぁ、今年も軽井沢かなぁということで、麻布ゆかりの軽井沢のお店や名所をいくつか紹介します。
まず最初は20世紀に日本で音楽の啓蒙に尽力したエロイーズ・カニングハム繋がりで。
カニングハム・メモリアル・ハウス
チェコ出身の建築家アントニン・レーモンド。彼自身も戦後笄町に自邸兼事務所を構えていました。
そんなご町内繋がりなのかエロイーズ・カニングハムの西麻布の自邸を設計しています。
根津美術館にも近いこのカニングハム邸は今も現存していて、”カニングハム・メモリアル・ハウス” 社団法人青少年音楽協会の事務所として、現在も音楽啓蒙の場として使用されています。
このカニングハム・メモリアル・ハウス、以前にも「西麻布のアントニン・レーモンド」という記事で紹介しましたね。
シンプルなこの家にカニングハムは47歳から101歳で他界するまで暮らしていました。
エロイーズ・カフェ
そんなカニングハムさんは軽井沢に別荘兼音楽ホール兼合宿施設を建てています。
設計は吉村順三。
ただ老朽化が進んだため2015年にリノベーションして「エロイーズ・カフェ」として再出発しています。
軽井沢のショッピングセンターにも近い別荘地の中のエロイーズ・カフェ。
ショッピングセンターからも歩いてこられる利便性もありあっという間に軽井沢の人気カフェになっています。
冬の間は休業、ゴールデンウィークや夏休みの季節は大行列となるので、訪問するタイミングが難しいです。朝は8時からと早いのですが15時で閉まってしまうので、下手をすると順番を待って軽井沢の休日を過ごす羽目になったりします。
晩秋から初冬にかけて、あるいは冬季休業明け直後くらいが空いていておすすめです。
これはクリスマスに訪問した際の写真です。
このあとしっかりホワイトクリスマスになりました。
テラスもあります。
さすがにテラスが使える季節は短いですが。
フレンチトーストにエッグ・ベネディクトにオムレツに。
どれを食べようか迷ってしまいますね。
エロイーズ・カフェのメニュー
メニューを読む前に運営会社からのメッセージを読んでみましょう。
▲そしてエロイーズ・カニングハムと吉村順三そしてハンス・J・ウェグナーの紹介です。
エロイーズ・カフェ
この時はスフレオムレツをチョイスしてみました。
▲向こうに見えるエッグベネディクトと比べるとサイズ感が判りますね。
ただふわふわなので意外とあっさり食べられちゃったりします。
▲判りますかね、このふわふらな卵の感じ。
フレンチトースト、オムレツそれにエッグベネディクト、どれも朝食としてもランチとしてもいただけるメニューです。
エロイーズ・カフェの店内
食事の後はゆっくりコーヒーでもいただきながら外の景色を楽しんだり読書したり。
混雑する季節は他のお客さんが気になって長居もできませんが、空いている時期ならゆっくり自分のペースで楽しめます。
▲もともと音楽ホールだったところ。今でも小さなコンサートが開催されたりしているようです。
いちおう駐車場はありますが満車だと他に停める場所がないので困るかもしれません。
ちなみにプリンス通りから脇道に入って住宅地の中の奥まった場所です。
電車というか新幹線で訪問されるのでしたら、プリンスのアウトレットから歩くか自転車のレンタルをするのが良いかもしれません。もっともアウトレットから歩いても数分です。
GWから夏にかけては行列覚悟で訪問しなければなりませんが、早朝や平日など狙って行ってみてください。
完全予約制になりました。
2020年の営業から完全予約制になりました。(こちらが予約フォーム)
訪問してみたら行列だったということはもうありません。事前にしっかり予約していけばすんなり入れます。ただハイシーズンの休日は逆にプリンス通りの渋滞に巻き込まれて、予約した時間に間に合わないというリスクがあります。時間に余裕を持って出かけたいですね。
最高のシチュエーションとブランチが楽しめます。
Eloise’s Cafe (エロイーズ・カフェ)
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1067-9
営業時間: 8:00 – 18:00
定休日 :なし (ただし1月中旬から3月中旬まで冬季休業)