アメリカ大使館宿舎とフレンドシップ・デー

在日アメリカ大使館は赤坂にありますが、その大使館で働くアメリカ人職員の宿舎は六本木通りの反対側、六本木2丁目に広大な敷地で展開しています。

1983年ですからもう30年以上前、バブル直前のポストモダンな時代の真っ只中で設計され建てられた建物です。

一見四角い箱を組み合わせたようで実はランダムに線が入っている外壁。

六本木通りからはよく見えないので気づかない人も多いのですが、赤坂氷川神社へ参拝する時や、ミッドタウンや檜町公園からアークヒルズ方面へ歩いて抜ける時などで近くを通ると否が応でもこの不思議な建物を目にすることになります。

六本木ヒルズから赤坂/六本木一丁目方面を見下ろすと、その全貌がよく判ります。

設計はアメリカ人建築家のハリー・ウィーズ。ちょっと馴染みのない建築家で、日本ではどうもこの建物だけのようです。
もともとモダニズムの建築家なのでこのような意匠の建築は他には見当たらず、最後にちょっと実験をしてみたかったのかもしれません。



アメリカ大使館で働く職員が住む宿舎なので、基本的には普通の日本人は入れません。しっかりしたセキュリティ・ゲートがありいつも警備員さんが見張っているので、”普段は” 建物を外から眺めるしかありません。

しかし年に2回、春のフリーマーケットと秋のフレンドシップデーに限り一般の日本人にも開放しています。

これは秋の「コミュニティ・フレンドシップ・デー」の時の入口の様子。
一人1,500円の入場チケットが毎年人数限定で売り出されるので、このチケットを持った人だけが入場できます。

”フレンドシップ・デー” は米軍基地では当たり前に人気を呼んでいますが、ここは23区内ではここだけというともあり毎年結構な人気なようです。

中に入るとアメリカ風な屋台が並んでビールやコーラ、ハンバーガーなどが売られ、文字通り本場アメリカのお祭りという感じで賑わっています。

子どもたち向けのアクティビティやステージでの歌や演奏もあり、広い芝生や池のある公園もあって大人から子どもまで楽しめます。

中に入るとこんな感じ。カーブを曲がった先から屋台が連なっていてその奥には芝生の公園や池があります。
お祭りということもあり子供連れ、家族連れのお客さんが多いですね。

都心のしかも六本木で、子どもも大人も一緒にアメリカの雰囲気を楽しめるナイスなイベント。その入場チケットの販売が始まりました・・・という記事を書こうと思っていたのですが・・・


なんと今年2017年はフレンドシップデーの開催は見送りになったそうです。
諸事情により開催を見送ることになりました

ちょうど11月上旬にトランプ米大統領が来日というニュースもあり、そうなると大使館職員は大忙しでしょうからとてもイベントにまでは手が回らないのでしょう。

今年はそのような事情でフレンドシップデーの開催は見送りになってしまいましたが、秋の六本木の隠れた人気イベントですので、来年もまた開催されることを期待したいと思います。
毎年開催2ヶ月前くらい(9月頃から)に開催のアナウンスがあるのでその時期にはアメリカ大使館のFacebookアカウントをチェックしたいですね。

さらに、2018年の開催も見送りかもしれません。
公式なアナウンスはありませんが、11月にペンス副大統領が来日するので昨年のトランプ大統領の時と同様、見送りとなる可能性が大です。

11月のホリデーシーズン前に正副どちらかの大統領が来日するのが恒例になってしまうと困りますね。

その代わり、秋のフレンドシップデーとは別に毎年春、5月にはフリーマーケット(Sidewalk Sale)が開催され、こちらは入場無料です。

大使館の職員は毎年1/4前後が入れ替わるので、本国に帰国したり他国へ転任する職員が引越し荷物を減らすためにフリーマーケットで不要になったものを売るのですね。

2018年は5月19日(土)の10:00時から14:00時で開催でした。これも人気イベントで午前中から人が並びます。
写真付きIDを忘れずに並びましょう。

2018年のSidewalk Sale(フリーマケット)の10時ちょっと過ぎ、開門直後の入場待ち行列の様子です。
入口から氷川神社のずっと向こうまで列が続いています。ただ単にセキュリティチェックを通過するだけなので見かけ以上に列の進みは早いです。

それが証拠に11時過ぎ(さっきの写真の1時間後くらい)のゲートの様子です。
もはや行列はありません。行けばすぐ入場できる状態です。

2018年のSidewalk Saleの模様はこちらでレポートしています。

アメリカ大使館宿舎

港区六本木 2-1-1
開催日:毎年秋(10月前後)


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