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「ワカヌイ」、「旬熟成」や「RUSTEAKS(ラステイクス)」に「格之進」といった熟成肉のお店を紹介してきたところで、西麻布でもう1軒紹介します。
3年前くらい前に西麻布の外苑西通り沿いにオープンした「カルネヤサノマンズ」。有名店同士のコラボということで当初はメディアなどで取り上げられることも多かったお店です。
夜の時間帯は今でも混んでいるようですが、週末のランチタイムはお客さんも少なく西麻布のランチをゆったりリーズナブルなお値段で楽しめます。
カルネヤの場所
西麻布の交差点からファースト・インがある側を広尾方面に歩き、キャンティ西麻布店のもう一軒広尾側のビルの2階になります。
六本木からなら六本木通りを霞坂を下り西麻布交差点を左折して広尾方面へ。
あるいはヒルズからなら旧テレ朝通りから大横丁坂を下って外苑西通りに出たら右折して西麻布の交差点方面へ。どちらにしても歩いて10分もかかりません。
カルネヤの店内
入り口がちょっと分かりづらかいかもしれません。
看板のある大きな柱を広尾側から回り込んで階段を上ります。
とりたてゴージャスな設えではないのですが、黒をベースに黄色いテキストという配所がなんとも西麻布ぽい妖しさですね。
慣れていない人はこの階段だけでウォっ西麻布!となるかもしれません。
2階なので外苑西通りの騒音も気になりません。もっともこの辺り、外苑西通りといっても週末のランチタイムなので交通量は微々たるものです。
内装は正直たいしたことないです。特に凝ったこところもないですし、壁に掛かった絵が曲がっていたりするので、そういうところを気にするお店ではなくお肉を味わう店なんだなとことが分かります。
週末のランチタイムなら基本的にどこでも好きな席を取ることができると思います。おすすめはやはりこの席の辺りですね。
ベーコンバーガーとボロネーゼ
ランチにはステーキランチやランチコースもあるのですが、そこそこのお値段がします。
とはいえ質の良いお肉を夜に比べて手頃な値段でいただけるのは嬉しいですね。
でもカジュアルにランチを楽しみたいので「熟成牛のスパゲッティ・ボロネーゼ」。パンとサラダが付いて1,100円です。
サラダはこんな感じ。普通にレタスです。
ひき肉にとはいえ肉の美味しさがしっかり伝わってきます。
こちらは本命というかカルネヤでおすすめの「ベーコンバーガー」、1,350円。
1,100円の普通のハンバーガーでもいいのですが、今回はちょっとおごってみました。
かりっと焼かれたパンズ。そこにビーフのパテと「萬幻豚ベーコン」とレタスとトマト。
王道中の王道なハンバーガーですがやはり素材が良いと美味しさも違いますね。
ベタッと押しつぶしてかぶりつくのがハンバーガーの正しい食べ方だと思ってます。
ちょっとお行儀が悪いですがかぶりついた跡の断面をどうぞ。パテの厚みもよくわかると思います。
美味しさの秘密
熟成肉というとステーキばかりに注目が集まっていますが、ステーキだけでなく熟成肉を加工したお肉料理も十分美味しいですよね。
カルネヤの入り口扉を開けるとすぐ目に飛び込んで来るのが大きな熟成庫と大きな肉の塊。
この写真の肉こそがハンバーガーのパテやボロネーゼに使われている肉なのです。
カルネヤのステーキは美味しく焼き上げるためにどうしても厚みが必要なのだそうです。
外はしっかり、中は赤身が残るように焼くにはそれなりの厚みが必要なのですが、この部位は厚みを確保することができないので、カルネヤ基準のステーキには適していません。
そこでこれを使ってパテを作ってハンバーガーにしているのだそうです。
ハンバーガーとはいえ使われている肉の質も、かける手間も、ステーキのそれと変わらないので、あの美味しいハンバーガーになっているのです。
だけど使われる肉の絶対量が少ないので1,100円というリーズナブルなお値段で提供できるのだそうです。
夜のカルネヤサノマンズでステーキをいただくのはもちろんですが、それとほぼ同じクオリティの肉をハンバーガーという形で安くカジュアルにいただけるのは本当にありがたいです。
西麻布の交差点からも至近というロケーション、週末だからこそのノンビリした雰囲気の西麻布。週末ランチの候補におすすめのカルネヤです。
2019年末で閉店しました。
カルネヤサノマンズ
港区 西麻布 3-17-25
定休日:日曜日、月曜日ランチ休業
営業時間:11:30 – 15:00、 18:00 – 23:00 (平日)
11:30 – 14:00、17:30 – 22:30 (土曜)