ミッドタウンの21_21で開催中の横尾忠則:The Artists

横尾忠則

六本木のミッドタウンの21_21design sightで開催中の「横尾忠則:The Artists」の様子です。

オリンピックの関連イベントとして丸ビルの巨大壁画が作られ、東京都現代美術館では「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」という大規模な個展が開催中で、今なお精力的な活動が続く横尾忠則です。

21_21 ギャラリー3

この展覧会はが開催されるギャラリー3はミッドタウン側から見て左側の建物。よく小規模な展覧会や発表会などに使われているスペースです。

隣のギャラリー1&2は有料ですが、ギャラリー3はたいてい無料。今回も入場無料です。


横尾忠則:The Artists

この展覧会はカルティエ現代美術財団が2014年に横尾忠則に依頼した肖像画のシリーズで、定形サイズのキャンバスにカルティエ現代美術財団ゆかりの人物の肖像画を描いたものです。

全部で139作品。ただし重複して描かれている人物もいるので、人物数はもっと少ないです。

開催期間は10月17日まで。まだまだ時間があるなと思っているとあっという間に終わってしまいますし、現代美術館の個展はTV CMまで放映されていて横尾忠則に対する注目が再び高まっているので日を追うごとに混むだろうと思います。早めに観ておくのが良いでしょう。

▲会場内は一筆書きのように肖像画が並んでいます。また壁面には肖像画をコラージュしたイメージで埋め尽くされています。

▲会場に入って正面の柱のところに展覧会のパンフレットが置かれています。気づかない人も多かったので注意してください。左側は英語版、右側は日本語版です。

The Artistsの展示内容

肖像画で描かれているのは現代美術のアーティストにとどまらず、写真家、哲学者、科学者、映画監督、実業家など様々です。

時代的に横尾忠則が直接会うことは不可能な人物も含まれているので、そうした場合は写真や想像による肖像画だと思います。

▲真ん中は少し前に亡くなったクリスチャン・ボルタンスキー。

▲デヴィッド・リンチやブルース・ナウマンなど。リンチは複数枚描かれていました。

▲ルー・リードやマシュー・バーニー。マシュー・バーニーも複数枚登場するアーティストです。

 

▲一筆書きのように絵が並んでいるので順番に観ていけます。

右端はアラーキー、その隣はまたデヴィッド・リンチですね。



横尾忠則の自画像

139作品のうち、横尾忠則の自画像が2点です。

▲会場内に入ってすぐ右側。一筆書きの最初か終わりかわかりません、とにかく端の1点が横尾忠則の自画像です。

あ、少し置いてたけしの肖像画もありますね。

▲会場内に入ってすぐ左手の。こちらの端も横尾忠則です。

その隣は三宅一生。彼の肖像画も2点ありました。

イッセイミヤケと横尾忠則の関係はよく知られていますし、ここ21_21も三宅一生が創立者ですからね。

▲このようにちょうど目の高さくらいのところに肖像画がずっと並んでいます。しかも横尾忠則のパワー溢れる絵なので、じっくり見ているとクタクタになります。

The Artistsの会場

そんな横尾忠則の作品を展示するのですから会場自体もただキューブにしただけでは収まりません。

▲さきほど紹介したように壁はコラージュ。どの作品から切り取ったのか探すのも楽しいです。

▲作品が納められているパネルも会場内をくねくねと波打っていて、一望にできる場所がありません。

あ、この手前の黄色いのは村上隆です。

▲このくねくね感。

▲会場の真ん中にどーんと立っている柱、そして壁のコラージュに圧倒的な肖像画群。でもこの感覚はパンクですね。御年85歳のパンク。

▲会場の隅の部分です。ここでUターンして一筆書きにしています。

21_21のギャラリー3という小さい会場だし、肖像画だし、鑑賞するのにそれほど時間はかからないだろうと思ったらとんでもありませんでした。横尾忠則のパワーを受け止めるには鑑賞時間をしっかり取って訪問することをおすすめします。

横尾忠則:The Artists
会期:2021年7月21日(水) – 10月17日(日)
会場:21_21 Design Sight ギャラリー3 (東京ミッドタウン内)
休館日:火曜日
開館時間:11:00 – 17:00 (土日祝は18:00まで)
入場料:無料



GENKYO 横尾忠則 (東京都現代美術館)

先ほど触れたように清澄白河の東京都現代美術館でも横尾忠則の個展「GENKYO 横尾忠則」を開催しています。

六本木と清澄白河は大江戸線で20分くらいなので、21_21と東京都現代美術館をまとめて訪問するのも意外と簡単です。

▲東京都現代美術館での個展は最近では珍しく撮影NGです。

デザイナー時代のポスターなどの展示は少なく、あからさまにスピリチュアルな作品も少なく、その代わり膨大な量の「画家 横尾忠則」の作品群が500点以上並ぶ自伝的展覧会です。

21世紀に入ってからの作品が多く、特に2020年パンデミック以降の新作も。

確認できた中で最新作は2021年5月21日。7月から開催する個展に出展する作品を5月21日に完成させたのかと驚くばかりです。

また、絵葉書のコレクションを使った「滝のインスタレーション」は圧巻です。人で溢れると感動も薄れるので、空いている今のうちに鑑賞しておきたいですね。

▲パンデミック以降の「With CORONA」シリーズだけ撮影可能です。ただし接写は不可です。

過去の作品などを素材にマスクをコラージュした作品群です。

▲600点以上の作品が並んでいますから、全部合わせると1,000点以上。

▲マスクをポジティブなイメージで使おうというところがポイントです

「GENKYO 横尾忠則」はとにかく作品数も多いので最低でも鑑賞に2時間はかかると思います。

また、「滝のインスタレーション」は床が鏡になっているので服装にはご注意を。いちおう腰巻きは貸して貰えますが

GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?

会期:2021年7月17日(土) – 10月17日(日)
会場:東京都現代美術館
休館日:月曜日
開館時間:10:00 – 18:00
観覧料:一般 2,000円、大学生/専門校/65歳以上 1,300円、中高生 800円

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