ダンテ没後700年の記念パネルがイタリア大使館の外壁に展示中

イタリア大使館

いま三田のイタリア大使館の外壁にダンテ没後700年の記念パネルが掲出されています。イタリアで開催されている「Dante Plus 700」と連動する企画のようで、日本では九段のイタリア文化会館とここイタリア大使館とに記念パネルが展示されています。

イタリア大使館の方にはイタリアの若手イラストレーターの作品3点を含む7枚の記念パネルが展示されています。
また、ARアプリを使ってイラストを動画で鑑賞することもできるようになっています。

▲外壁に並ぶ7枚のパネル

このパネルは2021年の年末まで展示される予定です。

 

ダンテ700年

イタリア中世の詩人であり哲学者のダンテ。叙事詩「神曲」であまりに有名ですね。

日本だと鎌倉時代の末期。方丈記とか平家物語と同時期のものです。

▲ダンテとこのイベントについてはこのパネルにまとまって書かれています。

▲イタリア大使館の北側の壁面。館員宿舎の出入り口の隣にパネルが7枚展示されています

イタリアの若手イラストレーター

3名の若手イラストレーターがダンテを描いた作品が展示されています。

不勉強で一人も知りませんでした。

▲リッカルド・グアスコの作品「ダンテ700年」。

未来派の流れを汲むかのような作風です。

またイラストと共に神曲の原文と日本語訳が掲載されています。この作品には煉獄篇の一部が書き込まれています。

▲これはマドキネ(Claudio Chimenti)の「寒さをもたらすかの惑星」。

使われているのは天獄篇。

▲ミケーレ・ブルットメッソの「暗い森」。

これは地獄編です。

3人も日本では知名度がない作家たちですが、どれももっと観たいと思うような作品でした。

 

フィレンツェの写真

「神曲」にはダンテの出身地フィレンツェの名前が登場するので、神曲に関連するフィレンツェの名所が写真で紹介されています。

▲これはサン・ジョヴァンニ洗礼堂。ダンテが洗礼を受けた場所です。

天井のモザイク画も有名ですね。

▲サンタ・クローチェ広場とそこに建つダンテ像。

フィレンツェの観光名所の一つです。

▲サン・ジョヴァンニ洗礼堂のあるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の壁画。『ダンテ「神曲」の詩人』。

真ん中の人物がダンテで神曲の地獄と煉獄が描かれています。

 

イラストのAR動画

Aria the AR Platform」というアプリをダウンロードし、記念パネルのうちイラストが描かれている3枚にカメラを向けるとそれぞれ異なる動画を観ることができます。

▲これはリッカルド・グアスコの「ダンテ700年」の動画バージョン。

▲これはマドキネの動画バージョン。

もちろんブルートメッソのイラストも動画になります。

見ていると意外と細かい部分まで凝っていて非常に出来の良い作品です。

 

イタリア大使館の場所

よく ”三田のイタリア大使館” と説明しがちですが、徒歩の場合は大江戸線赤羽橋から歩くのが一番簡単で判りやすいんじゃないでしょうか。

桜田通りを慶応大の方に歩いて「三田一丁目」の信号を過ぎたら2つ目の角を曲がってまっすぐ進むだけですから。

▲麻布十番側から日向坂を歩いて三井倶楽部の信号を曲がっても行けますが、ちょっと遠くて登り坂なのが難点ですね。

イタリアやダンテなどに興味あれば九段のイタリア文化会館と合わせて見てみるのもいいですね。

麻布十番と三田の間を行き来する時にちょっと寄り道してイタリア大使館脇でこのパネルを見て遊ぶのも良いと思います。

在京イタリア大使館

港区三田2-5-4
会場:東京ミッドタウン 芝生広場
時間:15:00 – 20:00 (光の演出は18:00から)
入場料:無料

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