夕涼みにぴったりかも 東京ミッドタウンの「光と霧のデジタルアート庭園」

ミッドタウン・アート・パレット

六本木で現代美術というと六本木ヒルズを中心にした一帯ですがTMTこと東京ミッドタウンでもアートを意識したイベントが行われています。

「Midtown Art Palette」は2021年7月16日(金)から9月17日(金)までの予定で開催中です。2021年はオリンピックのインバウンド客を意識した特別展「北斎づくし」(入場料1,800円)、サントリー美術館では「ざわつく日本美術」、先日紹介した21_21での横尾忠則「The Artists」など既存施設でのイベントの他に、ミッドタウンの芝生広場でおこなれている「光と霧のデジタルアート庭園」やガレリアのあちこちに展示される「Summer Art Zoo」などイベントづくしです。

ちなみにサントリー美術館は新国立競技場を手掛けるなどして話題の建築家 隈研吾の設計です。

今回はSummer Art ZooとWOWの手による光と霧のデジタルアート庭園を紹介します。

 

Summer Art Zoo

ミッドタウンの館内(ガレリア)のあちこちに楽しい動物が登場しています。

▲このような黄色い動物のオブジェがあちこちにあります。

作者は Wa!moto。

他にも大宮エリーの壁画もありますよ。

光と霧のデジタルアート庭園

芝生広場を使って行われているのが「光と霧のデジタルアート庭園」。

▲冬はスケートリンクになったり様々なイベントが行われる芝生広場ですが、今年の夏は光と霧のインスタレーションです。

▲実際に光や霧の演出が行われるのは15時からです。午前中や午後イチに行っても何もありませんからご注意を。

▲15時を過ぎると ”霧の演出” が始まります。

芝生広場に置かれた黒い金網は石を模したもの。芝生広場全体を枯山水に見立てているそうです。

周囲は縁側のように囲まれているので、座って足をぶらぶらさせながら鑑賞できます。

▲少し風があれば霧が流れてさらに良くなります。

霧(ミスト)と風が身体を吹き抜けて行くので、蒸し暑い夏の夕方や夜でもこの上ない気持ちよさです。

▲動画で雰囲気をどうぞ。

 

夜の芝生広場

18時を過ぎると霧に加え光も加わってきます。

▲日が暮れると提灯にも灯火が入ります。

▲暗くなるとLEDが光ってアートっぽい空間になります。

この演出はクリエイティブスタジオの「WOW」によるものです。

▲霧だけでも十分に幻想的な空間ですね。

▲涼みながらボーっと眺めているだけであっという間に30分、1時間が過ぎてしまいます。

六本木での夕涼みには本当にぴったりな場所です。

 

霧のインスタレーション

霧のインスタレーションといえば国際的にも有名な芸術家の中谷芙二子。彼女の「霧の彫刻」は世界中で展示されています。

今回の ”光と霧のデジタルアート庭園” の ”霧” の部分は、彼女が霧の彫刻のために開発した人工霧の発生装置を流用しています。発生装置を覗き込んで確かめてみました。

▲本来の「霧の彫刻」はこの写真のように人の身体がすっぽり隠れることもあるくらい大量の霧が発生します。

今回の芝生広場のは「霧の彫刻」と同じ装置は使っていますが、装置の規模も全然小さいし、そもそも中谷芙二子も関わっていないので全く別の表現になっています。

芝生広場に霧が美しいなと感じたらぜひ彼女が手掛けた「霧の彫刻」を体験してみてください。

上の写真は数年前に水戸で開催かされた中谷芙二子の大規模回顧展「霧の抵抗」でのもの。現在は体験できません。

▲2021年4月にオープンしたばかりの、長野県立美術館に常設されている「霧の彫刻」です。

非常に規模が大きくて1回15分では全貌を把握できず、2回、3回と体験してやっと全部を観るような大規模な展示です。

県境を越えての往来が自由に出来るようになったら訪問してみてください。

光と霧のデジタルアート庭園

会期:2021年7月16日(金) – 9月5日(日)
会場:東京ミッドタウン 芝生広場
時間:15:00 – 20:00 (光の演出は18:00から)
入場料:無料

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