ヘミングウェイの世界をイメージした広尾の「パパスカフェ」

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広尾のパパスカフェ

広尾にあるパパスカフェをご存知でしょうか。

路面店では丸の内本店をご存知の方は多いかもしれませんが、意外と広尾店は知られていないかもしれません。

以前は骨董通り沿いにもあったパパスカフェですが今はその店も跡形もなくなり、骨董通りから六本木通りへ抜ける新しい道路、通称「美術館通り」となってしまいました。

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マドモアゼルノンノンから始まった

パパスカフェは、1964年設立の婦人服ブランドマドモアゼルノンノンのデザイナー荒牧太郎氏が作ったカフェです。

原宿にあったマドモアゼルノンノンは、1978年にビギグループに参加し、その後1986年にメンズブランドパパスが出来ました。

パパス設立後ファッションだけでなく、ライフスタイルをトータルに提案していくという、現在では珍しくないコンセプトをいち早く取り入れ、アパレルショップと同名のカフェを展開したのがパパスカフェです。

兎にも角にもパパスというブランドはデザイナー荒牧太郎さんの世界そのものなのは間違いありません。

パパヘミングウェイをイメージ

パパスの店名はあの文豪パパ・ヘミングウェイから来ています。

ですから、パパスのファッションも釣り好き、海好きだったヘミングウェイのイメージです。ながらくパパスのイメージモデルを三國連太郎さんがされていましたが、三國連太郎さん亡き後、今季のモデルは建築家の鈴木エドワードさんがされているようです。

いずれにしても、ダンディで素敵な年の重ね方をしたロマンスグレーの紳士がイメージなのですね。

広尾のダビデ像

広尾のパパスカフェの並びには、オーナー会社であるパパスの本社があります。

あのダビデ像のビルと言えば、ああ!となる方も多いかもしれません。

パパスのデザイナー荒牧氏がここにダビデ像を!との強い要望で設置されたと聞きます。

また、パパスカフェも自分の食事用にこの場所に作ったという噂もありますが、あながち間違ってはいないでしょう。カフェと本社はなんせ目と鼻の先ですから。

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パパスカフェ広尾

さて、広尾のパパスカフェはパパスがパパヘミングウェイをイメージしているだけあって、他と同様重厚なアンティークテイストな雰囲気なのですが、他店と違うのは路面店であることです。路面店でありながら、コンパクトで居心地のいいお店です。

恵比寿の駅からは徒歩で約10分ほどありますので、道行く人もそう多くはない場所です。

▲カフェの奥は、パパスが運営する写真スタジオBBStudioがあり、このスタジオ利用者はパパスカフェのメニューをオーダー出来るようです。

なぜなら、カフェ滞在中にスタジオの方へメニューを運ぶ様子を目にしたことがあるからです。

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カフェメニュー

マツコの知らない世界で紹介されたハニーマスタードチキンのホットサンドは、パパスカフェ玉川高島屋店だけのメニューで残念ながら広尾店にはありません。

でも、美味しいトーストメニューはちゃんとあります。

写真はシナモントースト。小皿で付いてくるクリームを塗り塗りしながら食べるのがすごく美味しい。

これはくせになる味です。

他にケーキなどのスイーツも充実しています。

これは”ホットプレスサンド”。
ハム、チーズ、たまご、ツナなど具材を選んでオーダーします。

こちらはトーストサンド。
チキンとチーズにしてみました。

週末の混雑するランチタイム。
ほとんど地元の方々のようで、特定の時間帯だけこのように満席状態になります。
逆にいうと、ちょっと時間さえずらせばたいていはのんびりした店内です。

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パパスカフェ広尾店の場所

恵比寿駅から渋谷橋の交差点を山種美術館へ続く坂道の右側を登ります。
恵比寿プライムスクエアを過ぎて、巨大なダビデ像のあるパパス本社のすぐ先です。

青山方面からなら、骨董通りから南青山七丁目の交差点で六本木通りを渡り恵比寿方面へ歩いて行き、

山種美術館の先の交差点のすぐそばに、このように気持ちよさそうなテラス席を備えたパパスカフェが見えてきます。

パパスカフェ広尾店

渋谷区広尾2-1-17
営業時間:11:00−19:30

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