4年ぶりに開催される麻布十番納涼まつり。2023年夏、都心のお祭り情報

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2023年は4ぶりに「麻布十番納涼まつり」が開催されそうです。”2023年 麻布十番納涼まつり 4年ぶりの開催へ” (麻布十番商店街HP)とアナウンスされています。2022年は夏に向かってCOVID-19感染者が増加し結局中止ということになりましたが、2023年は大丈夫そうです

通称 ”麻布十番まつり”は例年お盆過ぎの土日に開催され、今や東京で一番人出が多い夏祭りになっていました。また麻布十番まつりほどではない麻布エリア各地区の夏祭りは多くが2022年から復活しています。

麻布十番まつりや表参道のよさこい、それに六本木ヒルズの盆踊りなどは遠方からのお客さんの方が圧倒的に多いでしょうから、お祭りへのアクセスや注意点をまとめてみました。

またそれ以外の都心周辺のローカルなお祭りもまとめています。ローカルなお祭りとはいえ、知らない土地でのお祭りは意外に楽しめてしまうものです。

麻布十番納涼まつりにしてもまだ開催予定日が決まったくらいで詳細は今後追加アナウンスされていくのだと思います。この記事では他のイベントも含めて詳細が分かり次第追記していきます。

名称会場開催日備考
麻布十番納涼まつり麻布十番商店街8月26日(土), 27日(日)
三田納涼カーニバル札の辻交差点7月22(土)
原宿表参道スーパーよさこい表参道、明治神宮8月26日(土), 27日(日)
神宮外苑花火大会神宮球場他8月12日(土)有料イベント
六本木ヒルズ盆踊り六本木ヒルズ麻布十番まつりと同じ週末
8月25日(金)、26日(土), 27日(日)
四の橋夏祭り四の橋商店街8月5日(土), 6日(日)
白金阿波踊り北里通り7月16日(日)
増上寺七夕まつり増上寺7月6日(木)、7日(金)
表参道盆踊り青山 善光寺7月30日(日)、31日(月)
東麻布ミニ縁日東麻布商店街9月30日(土)
だらだら祭り芝大神宮9月上旬

 麻布十番納涼まつり(終了)

麻布十番に地下鉄が通るようになってから全国的に人気も知名度もアップした麻布十番納涼まつり、通称 ”麻布十番まつり”です。

2010年まではお盆の次の週末、金曜日から日曜日までの3日間開催で数十万人の人が集まっていました。その後開催は2日間になり、一の橋公園の整備もあって国際バザールが中止になり、そして2020年から2022年は東京オリンピックやパンデミックの影響で開催そのものが中止になっていました。

でも2023年は4年ぶりに開催するというアナウンスが麻布十番商店街から出ています。7月1日からは宇野亞喜良デザインのTシャツの販売や竹うちわの配布も始まります。

2023年は一の橋公園の整備も終わり再オープンしていて「ふれあい子供広場」の会場になっています。国際バザールの復活は今年もないようです。

公式サイトでガイドマップイベント情報を確認してから訪問するとスムースかと思います。

麻布十番まつりと同じ日には東麻布の新一の橋商店会が「新一の橋まつり」を開催しています。大行列が出来ることでも有名な人気中華料理店「富麗華」も実はこちらのお祭りでの出店です。

麻布十番まつりと新一の橋まつりはほとんど一体化しているのですが、麻布十番商店会のマップには新一の橋商店会の店舗は載っていません。逆に富麗華から東京タワーにかけてのエリアを探索してみるのも面白いと思います。

人気と人出が増えた麻布十番まつりで問題になっていたのが来場者のマナー問題。お店の前に座り込んで飲酒したり夜になっても騒ぎ回ったり。そのため南麻布、元麻布に東麻布といった近隣に住んでいる人の足が遠のくばかりか、その時期は街を脱出する麻布十番ローカルも増えたようです。マナーはもちろん運営からの感染症対策などの指示もきちんと守って楽しみたいですね。

▲2023年の麻布十番大通りの様子。立錐の余地もなく人の流れに身を任せて進むしかないみたいです。

▲麻布十番のもう一つのメインストリート、雑式通り(ぞうしきとおり)の麻布十番まつり本部・救護所前付近の様子です。

ここもすごい人出。パンデミック前の麻布十番まつりと変わりません。

▲これは暗闇坂の下、ベイユヴェールの前辺り。

このようにちょっと裏道へ入ると人混みは減りますが、疲れ果てて歩道や路上に座り込む人も多いです。

会場

麻布十番商店街

アクセス

地下鉄 麻布十番駅

以前ほどの人出にはならないと思いますが、それでも一晩に10万近い人が集まるイベントです。麻布十番駅へ向かう南北線、大江戸線は相当な混雑が予想されます。駅から地上に出れば、どの出口から出たとしても目の前は会場です。後は誘導員の指示に従って楽しめば大丈夫です。

帰路として麻布十番駅からの地下鉄を考えている場合、事前に帰りの切符を買っておく、PASMOなど交通系ICカードに余裕をもってチャージしておくなど準備を怠りなく。

また近隣の日比谷線六本木駅や大江戸線赤羽橋駅を利用できないか調べておくのも良いでしょう。どちらの駅も麻布十番から歩いて10分以内。熱気を冷ましながら歩くにはちょうど良い距離です。

開催日

8月26日(土)、27日(日)

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三田納涼カーニバル(終了)

三田納涼カーニバルも2022年から復活しています。ただしブラジルサンバのパレードも大サンバ大会もありませんでした。

2023年は7月22日(土)に開催決定です。ただ ”子どもが主役” ということなので、サンバの復活はないようです。

札の辻から東京タワーを眺めながら屋台の焼きそばを食べたりステージのライブを観たり、都会の夏祭り感満載です。また、麻布十番まつりと違って ”メイン会場” が分かりやすいのも安心です。

会場

三田通り(三田三丁目交差点〜札の辻交差点)

アクセス

都営地下鉄 三田駅、JR山手線 田町駅、大江戸線 赤羽橋駅

都営地下鉄の三田駅かJRの田町駅が最寄りです。

特事前に帰りの切符を買っておく、PASMOなど交通系ICカードに余裕をもってチャージしておくなど準備を怠りなく。

また大江戸線赤羽橋駅も利用できます。会場の三田通りを東京タワーの方へ歩いていけば5分くらいで赤羽橋の駅です。

開催日

7月22日(土)


原宿表参道スーパーよさこい2023(終了)

正式名称は「原宿表参道 元気祭 スーパーよさこい2023」。戦後に高知で始まった「よさこい祭り」の原宿版のようですが、ちゃんと表参道の商店会が主催する表参道のお祭りです。

日本のある種の文化を代表する ”ヤンキー” たちの琴線に触れる何かをよさこい祭りは持っているようです。札幌のよさこいソーランとか。

そんなヤンキーたちがその様式美を競いあうイベントがヤンキーたちの心の故郷原宿で行われるので、踊る方も観る方もいっぱい人が集まります。実は来場数で言えば今回紹介するお祭りの中でも1,2を競います。

会場

表参道、明治神宮

アクセス

地下鉄 表参道駅、明治神宮前駅、JR山手線 原宿駅

明治神宮も会場になっているので、原宿駅か明治神宮前駅を利用するのが良いでしょう。

様子をちょっと見て後は普通に表参道で遊ぶなら表参道駅で。

2日間で50万人以上の人出になるでしょうから、各駅も相当混雑するはずです。

開催日

8月26日(土)、27日(日)


神宮外苑花火大会 (終了)

毎年ヤクルトスワローズが夏のロードに出かけている間に神宮球場をメインに神宮外苑で開催される有料の花火大会です。

花火の打ち上げ前にライブ演奏もあるという一大エンターテイメントな花火大会で、2023年のメインアクトは大黒摩季ゴールデンボンバー、秩父宮ラグビー場にはヒグチアイが出演しますす。

メイン会場となる神宮球場で8,000円から、秩父宮ラグビー場は4,000円からという価格帯です。2022年からかなり値上がりしています。

ヤクルトの選手がホームランを打った時に神宮球場で打ち上がる花火が各所で見られるように、花火大会の花火も各所から見ることができます。会場外なのでもちろん無料です。

そのため、神宮外苑花火の日は外苑から青山から近隣周辺に人が溢れかえります。一説には100万人。もちろん会場で上を見上げなら花火を見るのと、遠くから見るのでは迫力が違いますが、それでも多くの人が無料で楽しんでいる花火大会です。

無料で見られるポイントは「外苑イチョウ並木」や外苑周辺など。その代わりすごい混雑になります。また六本木ヒルズの屋上展望台からも見えますがその展望台への入場料がかかります。

また付近のホテルに泊まってしまって部屋から花火見物という手もあります。おすすめのホテルは「日本青年館」か「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」。ベルコモンズ跡地に建つ「青山グランドホテル」からも見えますし、「ホテルアラマンダ青山」や「東急ステイ青山プレミア」の高層階からなら見えるはずです。予約する際は念の為ホテルに確認してくださいね。

神宮外苑の再開発工事が始まり会場周辺の様子も変わりつつあります。今の神宮球場で見られる花火も残り少なくなりました。

会場

明治神宮外苑、神宮球場、秩父宮ラグビー場、神宮軟式球場

アクセス

地下鉄銀座線 外苑前駅、青山一丁目駅、大江戸線 国立競技場駅、JR総武線 信濃町駅

青山一丁目駅、外苑前駅とも花火大会を挟んで前後1時間くらいは大混雑します。私たちは利用したことがありませんが信濃町や千駄ヶ谷の駅、大江戸線の国立競技場駅も同様だと思います。

ただ大会終了後1時間くらいすれば外苑前駅もかなり空いています。表参道や西麻布の方に流れて食事して帰るようなルートならほとんどストレスなく過ごせるのではないでしょうか。

開催日

8月12日(土)、13日が予備日


六本木ヒルズ盆踊り(終了)

毎年六本木ヒルズの”六本木ヒルズアリーナ” 特設会場で行われる盆踊りです。

▲六本木ヒルズアリーナに本格的な舞台が設営される本気の盆踊りです。テレビ朝日のイベントもあるし夏休み最後の週末ということもあり遠方からのお客さんも含めて大賑わいです。

けやき坂の一部を通行止めにして六本木ヒルズの飲食店が屋台を出店しています。

ちょっとお高めのレストランの屋台も出店していてかなり人気。行列ができています。

六本木ヒルズの盆踊りだけでもすごい人出なのですが、麻布十番まつりが行われている麻布十番とも簡単に行き来できることから、両方のイベントを楽しもうとそれは凄い人出になります。

2023年は麻布十番まつりと同じ、8月25日(金)、26日(土), 27日(日)に開催です。25日の金曜日は麻布十番のお祭り前日なので注意してください。

会場

六本木ヒルズ アリーナ

アクセス

地下鉄六本木駅

最寄り駅は六本木駅です。

開催日

8月25日(金)、26日(土), 27日(日)(麻布十番まつりと同じ週末)


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四の橋夏祭り(終了)

白金の四の橋商店街のお祭りです。

屋台もいっぱい出ていかにも夏祭り〜という雰囲気を味わえます。

都心ということもあってこんなに人が住んでいるのかとびっくりするくらいの賑わいですし、焼き肉ジャンボ、チョコレートのMinimal、メゾンカイザーなど白金の有名店が出店しているグルメ祭りな側面もあって侮れません。

また5月13日、14日の週末には「MANMA MIA(マンマ・ミーア)」には母の日に合わせた、お母さんのためのグルメなお祭りがあって、そちらも見逃せません。

会場

白金 四の橋商店街

アクセス

地下鉄 白金高輪駅

最寄り駅は白金高輪駅ですが、私たちはお祭りの日に利用したことがありません。でもたぶん駅がそれほど混雑することはないと思います。

明治通りに都営バスの「四の橋」バス停があるので、渋谷方面とも新橋方面ともバスでアクセス可能です。

開催日

8月5日(土)、6日(日)
12:00 〜 20:00

公式HP


白金阿波踊り (終了)

同じ白金でも北里通りに面した白金北里通り商店会のお祭りが「白金阿波踊り」。表参道の「スーパーよさこい」や高円寺の「阿波踊り」に対抗するつもりはないのでしょうが、10年ほど前から阿波踊りを行っています。

恵比寿寄りの首都高の下あたりから北里大学の前までの北里通りを通行止めにして、商店会の人たちと本場徳島からの踊り手たちが踊り歩きます。

例年、特に通りに屋台が出るわけでもなく阿波踊りは歩道から見物。屋台などは高速高架下のメイン会場でという構成です。

しばらく中止だったり規模縮小だったりして阿波踊りを見ることはできませんでしたが、2023年からは完全復活だそうです。

会場

北里通り(バス通り)

アクセス

地下鉄 白金高輪駅、広尾駅

最寄り駅は白金高輪駅ですが、私たちはお祭りの日に利用したことがありません。でもたぶん駅が混雑することはないと思います。

北里通りなので天現寺橋から歩くこともできます。渋谷から都営バスで天現寺橋まで行って歩くか、広尾から歩くというルートも良いと思います。

開催日

7月16日(土) 11:30 – 19:00


増上寺七夕まつり (終了)

芝公園の増上寺では毎年7月6日から7月7日にかけて「七夕まつり」を行事として執り行っています。

2023年の七夕まつり、短冊の設置は6月17日から始まっていて、本番は7月7日に開催です。

またここ数年、「和紙キャンドルナイト」として和紙キャンドルで天の川を表現するインスタレーションが行われていて、これが人気を博しています。2023年は7月6(木)から天の川の展示が始まります。

2020年こそ中止になりましたが2021年から規模を小さくして「和紙キャンドルナイト」と併せて開催されました。最新の和紙キャンドルナイトの様子はこちらの記事をどうぞ。

この和紙キャンドルナイトが大人気で、七夕にこのイベントを行うようになって来場者が数万人規模に拡大したそうです。

会場

増上寺

アクセス

都営地下鉄三田線 芝公園駅、御成門(おなりもん)駅
都営地下鉄 大門駅、赤羽橋駅

最寄り駅は三田線芝公園駅ですが、どの駅を利用してもそれほど違いはないので使いやすい駅を利用すれば良いと思います。

また特に混雑する時間帯があるわけでもないと思います。

開催日

7月6日(木)、7日(金) 17:30〜
和紙キャンドルナイトは 18:00 〜 21:00

公式HP


表参道 盆踊り (終了)

毎年7月の最後の日曜日と翌月曜日の夜、表参道交差点近くの「青山 善光寺」境内で盆踊りが行われています。

それはもう絵に書いたような盆踊りで日本人の心象風景に残る盆踊りそのものです。もちろん屋台も出ていて、表参道のど真ん中でお祭り気分を満喫できる盆踊りです。

2020年から2022年はパンデミックのため盆踊りは中止となっていましたが、2023年は4年ぶりに開催されました。

なおこの表参道にある「善光寺」、名前のとおり長野にある有名な「善光寺」の別院だそうです。

会場

青山 善光寺

アクセス

地下鉄 表参道駅

A3出口から徒歩1分

開催日

7月30日(日)、31日(月)
17時〜21時


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次に開催自体が未定あるいは開催は決まっているけど詳細未定なお祭りを紹介します。

決まり次第この記事を更新していきます。


東麻布 かかし祭り(名称変更)

毎年9月下旬に東麻布の商店街で開催されるのが「東麻布かかし祭り」です。

屋台はもちろん、特設ステージを作っての芸能大会など東京タワーの真下で暮らす東麻布のローカルたちによる熱気溢れるお祭りです。

かかし祭りというだけあって、メインはかかし(田んぼに立ってるあの ”かかし” 案山子です)。コンテンストもあります。

麻布十番まつりの人の多さと欲望立ち上る熱気、それらを当て込んだコマーシャリズムに疲れた麻布界隈の人々に人気のお祭りです。今、夏祭りの原点としてかかし祭りが再び注目されている理由がそこにあります。

2022年のかかし祭りは中止になりました(その代わりミニミニ縁日を10月1日に開催)。2023年もかかし祭りは開催せず、代わりにミニ縁日が開催です。今後は「かかし祭り」ではなくミニ縁日として存続していくようです。

会場

東麻布商店街 い〜すと通り

アクセス

地下鉄赤羽橋駅、麻布十番駅

最寄り駅は赤羽橋駅ですが、麻布十番駅からも歩けます。

開催日

2023年9月30日(土)

公式HP

なし


芝 だらだら祭り(終了)

”だらだら祭り” という冗談みたいな名前は、毎年9月中旬に大門の芝大神宮で10日にわたって行われるお祭りです。10日間もだらだら続くので ”だらだら祭り” というのだそうです。

2021年はお祭り自体は執り行ったものの、神職ら内部だけのお祭りとし、外部の人を入れなかったそうです。2022年も同じ形式で開催されました。

よく ”だらだら10日間” と言われますが、それはたぶん氏子さんたちにとってのだらだら10日間で、私たち外部の人間からみればお神輿を担いで練り歩くというちゃんとしたピークがあって、あまりだらだらという感じはしないです。いつ行っても屋台が出ているのでお祭り中なんだと分かることは確かですが。

会場

芝大神宮

アクセス

都営地下鉄 大門駅

開催日

2023年9月11日(月)〜9月21日(木)

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