東京オリンピック2020と国立競技場周辺の交通規制 最終版(主に歩行者)

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開幕が近づく東京オリンピック2020

東京オリンピック2020は2021年7月23日から8月8日まで、パラリンピックは8月24日から9月5日までの日程で開催されます。
(この記事は6月に公開した記事を最新状況を反映して更新したものです)。

港区内だとお台場国立競技場周辺が会場になるので交通規制が心配です。

また神宮外苑はクルマだけでなく散歩やサイクリングでもよく利用するので、大会期間中にも近くに行くことができるのか、今まで通りに利用できるのはとっても気になります。

気にしていてもしょうがないので散歩ついでに国立競技場とその周辺の状況を視察してきました。

港区というか都心の交通規制はここ国立競技場周辺と国際フォーラムそれと代々木競技場周辺がメインになるので参考にしてください。

6月中旬の時点ではクルマの通行はかなり規制がかかっていても。歩行者はまだ多少規制は緩かったのですが、6月下旬(6月27日)以降は立ち入りできるエリアがかなり狭まってしまい、7月19日つまりオリンピック開催週になってほぼ本番同様の規制がかかっています。

最新の公式情報は港区のホームページを見てもらうのが良いと思います


イチョウ並木

▼イチョウ並木は自動車の進入は禁止です。青山通りとの交差点にゲート作られ入れないようになっています。

ただ歩行者は特に規制もなく通行できますし、「ロイヤルガーデンカフェ」や「キハチ」は今でも営業しています。この2店は規制エリアの外なので大会期間中も営業します。

なお、「シェイクシャック」は臨時休業、神宮外苑テニスクラブも休業になります。

▼また、いちょう並木の入り口には芸術家 会田誠の「東京城」が9月5日まで設置されています。

▼規制期間は6月8日から9月30日まで。大会終了後も規制がかかっているのは復旧工事のためですね。

迂回路として外苑西通りが指定されていますが、目的地によってはもちろん外苑東通りに迂回しても問題ありません。

また後で説明しますが、スタジアム通りでショートカットしようとしても自動車が進入できるのは都立青山高校のところまで。青山通りに戻されてしまうので最初から外苑西通りに迂回した方が良さそうです。

▼シェイクシャックの前にコーンが並び警備員さんが立っています。

▼テニスコート側の歩道には鉄製のフェンスが巡らされオリンピックの応援垂れ幕がかかっています。

▼シェイクシャックは9月9日まで臨時休業です。

▼何を建てているのかわかりませんが、いっぱいあったテニスコートを潰して工事中でした。

▲絵画館に向かって左側は通行禁止。右側の歩道は通行できます。

▲シェイクシャック前の案内図です。

権田原や信濃町駅へ歩いて抜けられますが、絵画館や神宮球場へは通り抜けできないようになっています。

信濃町駅の方へは四谷角笘線の東側ルート(シェイクシャックの反対側歩道)を使って行くことができますが、千駄ヶ谷の駅の方には信濃町経由かぐるっと回るか、外苑西通りを通ります。歩く場合はかなり遠回りになります。

四谷角笘線

▼少し前まで歩行者は通行OKでしたが、今はもう歩行者も通行禁止です。

▲要するにスタジアム通りへは抜けられないのです。

少し前までは神宮球場の中を通り抜けてスタジアム通りへ抜けることはできたのですが、今は神宮球場への出入り口が制限されていて、通り抜け不可になっています。

▲軟式球場経由で絵画館へ抜けるのも、もちろんできません

聖徳記念 絵画館

▼絵画館の前の広場にはセキュリティゲートが建ち、そこから先の神宮球場や新国立競技場へは通り抜けられません。

ただ絵画館自体は立ち入り禁止エリアではないようなので、駐車場を経由して大江戸線の国立競技場駅に抜けることはできます。

以前紹介した絵画館の裏を抜けるショートカットですね

特に規制もなかったし、セキュリティエリアの外側になるので大会期間中も使えると思います。

▲またイチョウ並木と絵画館の間も通行禁止になっています。



外苑入口と三井ガーデンプレミアム

▼絵画館の裏から出るとすぐ目の前が国立競技場です。

▼首都高のC1外苑入口(上り)。ここは閉鎖されています。

ただし外苑出口は特に規制がかからないようですが、1000円も上乗せされたら利用する人もいなくなると思います。▼都営大江戸線の「国立競技場駅」のA1出口。

ここも今はこちら側の歩道は通行可能ですが、国立競技場側の歩道は通行禁止です。

でも新国立競技場を間近に見ようと思ったら、A1出口から出るのがベストだと思います。

▼ここにもセキュリティゲートと鉄製のフェンス。

三井ガーデンホテル側の歩道は通行可能ですが新国立競技場側の歩道は通行禁止です。

▼今は横断歩道を渡ることもできません。

▼国立競技場の真向かいに建つ「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」。

大会期間前からルーフトップのテラスは閉鎖されているようですが、国立側の部屋のベランダは普通に使えているようです。

ただし6月14日以降、宿泊客であってもホテル駐車場が利用できないそうです。宿泊を予定されている人は要注意です。

▼ただ新国立競技場自体のスケールが大きいので反対側の歩道からでも充分その威容を実感できます。

新国立競技場の千駄ヶ谷門の周辺、ざっと今はこんな感じで、信濃町の駅と千駄ヶ谷の駅の間を歩いて行き来することはできますが、それ以上新国立競技場に近づいたり周囲のセキュリティエリアに入ることはできないようになっています。

クルマはもちろん、歩行者や自転車でも思ったように通行できないかもしれないので、千駄ヶ谷側は特に要注意ですね。

国立競技場駅と東京体育館

▼「国立競技場駅」のA2出口は封鎖されています。

▼都営大江戸線の国立競技場駅ではA2出入口とA3出入口が封鎖されています。

利用できるのはA1出入口と千駄ヶ谷駅前のA4、A5出入口だけです。

▼これは封鎖されているA2出入口。エレベーターも利用不可。ただしこの脇にあるロッカーは利用可能です。

ただ駅自体は通り抜け可能なので、A1とA4/5の出入口を使って涼しい駅構内を通って千駄ヶ谷駅と行き来できます。

▼新国立競技場内の施設案内です。参考までに。

▼国立競技場の隣の東京体育館。槇文彦設計のメチャクチャかっこいい体育館。前回1964年のオリンピックでは体操などが行われ、今回は卓球の会場になります。

▲チケット売り場のところまで立ち入り可能なので、かなり近距離から体育館の姿を観ることができますし、練習で出入りする選手たちが目の前を通り過ぎていきます。

▲外苑橋は通行禁止。外苑西通りもここから「東京体育館前」の交差点まで歩行者も含めて通行禁止です。

また外苑橋で暮らすボヘミアンなおじさんはたぶん立ち入り禁止エリアにかかっているので、おそらく他の場所に移動しているんじゃないでしょうか

千駄ヶ谷の駅から東京体育館前を通って新国立競技場までは歩行者も通行禁止。

通り抜けるには首都高下の道を行くか、徒歩なら国立競技場駅構内を抜けて移動することになります。

開催が間近になり一気に規制が厳しくなっています。



外苑西通りとスタジアム通り

▼外苑西通りは開幕まではクルマも人も「東京体育館前」まで通行可能です。

ただし大会期間中になるとクルマは仙寿院の交差点までになります。

歩行者も大会期間中は国立競技場側の歩道は歩けません。

▼その代わり、反対側の歩道からこの壮大なスタジアムを眺めることができます。

▼スタジアム側の歩道はフェンスが張り巡らされていますが、これも大会が始まれば撤去されるのでしょうか。

▼今はこの1964年大会のレリーフを近くで見ることはできませんが、大会が始まればじっくり見ることができるかも。入場チケットがあれば。

▼通称スタジアム通り、青山通りの「外苑前」交差点なら続くこの道は、今は「日本青年館前」の信号でおしまいです。左へ曲がれば仙寿院の交差点ですが、今は都立青山高校から先は封鎖されているので、間違ってスタジアム通りへ入った場合はここでUターンしなければなりません。

テント状のものはセキュリティゲート。関係者以外ここから先は通行禁止です▼

▼各国のメディアクルーが取材の打ち合わせやカメラのセッティングをしていたり。かなりオリンピックの雰囲気が感じられる場所になっています。

▼「オリンピックミュージアム」前の芝生とオリンピックマークもかなり国際色豊かな感じになっています。オリンピックの観光客ではなくIDカードをぶら下げた関係者が入れ替わり立ち替わりで記念撮影しています。

オリンピックミュージアムの庭に展示されている1964年の東京オリンピックと1972年のオリンピックの聖火台のレプリカ。この裏を通って道なりに行くと外苑西通りへ抜けることができます。もちろん歩行者と自転車だけが通り抜けられます。

▼逆に外苑西通りから見ても、仙寿院交差点からスタジアム通りへはクルマも歩行者も通行禁止です。予定より早めて規制が入ったようです。

歩行者だけは一つ手前の霞ヶ丘団地の信号を入るとオリンピックミュージアム(さっきの聖火台のレプリカの裏)へ抜けられ、そのままスタジアム通りまで出ることができます

▼9月5日までオリンピック共催イベント「パビリオン・トウキョウ2021」の一環で、建築家 藤森照信の茶室「五庵」が仙寿院交差点角のビクタースタジオ前に登場しています。南側のイチョウ並木、スタジアム通り、外苑西通り沿いはセキュリティゾーンになっていたり私有地あって通り抜けできなかったりします。土地勘のない人は遠回りになりますが外苑西通りと青山通りといちょう並木を使って移動するのが良いと思います。

JOCとオリンピックミュージアム

▼スタジアム通りにはJOC(日本オリンピック委員会)のビルがあり、その1Fと2Fは「日本オリンピックミュージアム」として有料で一般に開放されています。

ただし庭の展示物は無料で見学できます。

▼前回1964年大会の聖火台の縮小レプリカです。札幌大会と長野大会の聖火台のレプリカも展示されています。

今大会の聖火台は佐藤オオキの人力聖火台だそうです。どんな形でぱっくり口を開けるのか楽しみですね。

オリンピックミュージアムは大会前の7月19日から8月10日まで臨時休館になります。

オリンピックの熱気が鎮まる前に一度はこのミュージアムも見学しておきたいですね。

なお、オリンピック期間中はミュージアムは臨時休館していまうが、同じビルのJOC側に入るオフィシャルショップは営業しています。

ミュージアムショップと品揃えはちょっと異なりますがオフィシャルグッズが購入できるのでお土産はこちらでどうぞ。平日は意外と空いています。

神宮外苑内の通行ルート

▼イチョウ並木の突き当りのところから信濃町、スタジアム通りへ抜けるルート案内が出ていました。

電柱に貼られているレベルですが、現場の人が制作したらしく参考になると思います▼

▼これも同じところに貼られていたもの。

細い青線が歩道の片側が歩行者通行不可。太い青線が歩道の両側、つまり歩行者も通行不可。

これも現場制作なので実際の規制と合っています。

港区などの規制図はクルマ向けで歩行者向けの案内は少ないみたいです。

だから現場がこのように実情に即したものを作らないといけないんですね。この規制図と ”歩いて調べた” この記事を参考にしてください。

また青山病院跡地と琵琶池周辺の駐車場ですが工事は既に完成していますが、周辺の交通規制がどうなるかは不明です。

新国立競技場周辺の交通規制

▼青山通りは開会式、閉会式の時だけ表参道交差点から赤坂見附まで自動車は通行禁止になります。

また歩行者でも青山通りを横断することはできないようです。

▼新国立競技場の近くはパーキングロットも中止、路上駐車も禁止です。

▼広尾や西麻布から千駄ヶ谷まで行く都営バスは神宮前二丁目のバス停が実質的な終点になっています。ちいばすも7月23日の午後4時以降、8月8日の午後2時30分以降は赤坂ルートと青山ルートが運行を休止します。都営バスよりちいばすの方が影響が大きいので注意が必要です。

マラソンの交通規制

オリンピックのマラソンは札幌開催になりましたが、パラリンピックのマラソン競技は東京開催です。

9月5日の朝6時30分スタートですが交通規制は4時30分から。

外堀通りから芝公園までの日比谷通りが規制対象ですから、いつもの箱根駅伝や東京マラソンの時と同じですね。



まとめ

イチョウ並木

・自動車は進入禁止
・歩行者は通行可能。信濃町・権田原方面への通り抜けも可能
ロイヤルガーデンカフェ、キハチは大会中も営業

スタジアム通り

・自動車は都立青山高校まで進入可能
・歩行者は青年館前信号つまりオリンピックミュージアムまで通行可能
・神宮球場からイチョウ並木などへの通り抜けは不可
・歩行者はオリンピックミュージアム裏から外苑西通りへ通り抜け可能

外苑西通り

・自動車、歩行者は東京体育館前交差点まで進入可能
(7/23以降自動車は仙寿院交差点までになるかも)
・外苑橋から東京体育館前交差点までは自動車、歩行者とも通行禁止

千駄ヶ谷交番から絵画館の道路(四谷角苫線)

・自動車は通行禁止
・歩行者は首都高下を通って通行可能

大江戸線 国立競技場駅

・A2、A3出入口は封鎖
・A1、A4、A5出入口は利用可能
・新国立競技場を間近に観るならA1出口から

イチョウ並木 ←→ スタジアム通り

・神宮球場、ゴルフ練習場の通り抜け不可
・四谷角苫線はクルマも歩行者も通行禁止
・青山通り経由で移動

スタジアム通り ←→ 外苑西通り

・歩行者はオリンピックミュージアム裏と霞ヶ丘団地交差点間は通り抜け可能
・自動車、歩行者とも熊野通り経由で移動可能
・青山通り経由でも移動可能

警備の警官もボランティアも地元の人ではないので道路やエリアの規制状況を尋ねても分からないことが多いみたいです。実際に歩いて調べたこのサイト情報が参考になれば幸いです。

公式な交通規制情報

公式な規制情報はこちらから確認ください。

東京都オリンピック・パラリンピック準備局

警視庁(東京2020オリンピック・パラリンピック関係の交通規制)

港区(東京2020大会開催に伴う交通規制について)

国立競技場

新宿区霞ヶ丘町 10-1

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